全米50州中以下の13州では、旅行代理業を営むに際し、各州固有の法律が定められています。

– California
– Florida
– Hawaii
– Illinois
– Iowa
– Louisiana
– Massachusetts
– Michigan
– Nevada
– New York
– Pennsylvania
– Virginia
– Washington

上述の13州中特に以下の5州では、事業開始に先立つ州政府への登録・認定が義務付けられています。

– California
– Florida
– Hawaii
– Iowa
– Washington

うちCalifornia州では、State of California Department of Justiceが登録・認定を管轄しています。
https://oag.ca.gov/

さて、California(以降”CA”)州でSeller of Travel(以降”SOT”)ライセンスを取得したい場合、以下の流れで手続きを進めます。

Step 1: CA州SOT申請書式への必要事項記入
SOT申請書式は、以下のURLからダウンロードできます。
https://oag.ca.gov/sites/all/files/agweb/pdfs/travel/JUS_8771.pdf
記入方法の詳細については、以下のURLを参照して下さい。
https://oag.ca.gov/sites/all/files/agweb/pdfs/travel/JUS_8771i.pdf
なお本記事では説明の簡便の為に、”9. Financial requirement”の各Option中、”Surety Bond”を選択する前提で記述しています。

Step 2: CA州SOTボンドの購入
旅行業者の債務不履行による消費者への払戻金・違約金等を一時的に補填する目的で、業者側にCA州公認保険会社からのボンド購入が義務付けられています。年間保険料は、保険会社にもよりますが、概ね付保総額の1%程度です。
例えば、ツアー1回分の平均売上額が200万円程度、これを瞬間的な最大預かり総額と見なせる場合、保険料は概ね2万円/年程度という事です。
ボンド購入後、Foam 400に必要事項を記入し、前Stepで作成した申請書本紙に添付します。
Form 400の書式は、以下のURLからダウンロードできます。
https://oag.ca.gov/sites/all/files/agweb/pdfs/travel/att400.pdf

Step 3: 登録申請費の準備
$100.00/事業所・年です。申請時の一度きりではなく、毎年の更新時に継続的に発生します。
支払方法は、小切手を払い出し、申請書と合わせて郵送します。

Step 4: 旅行消費者払戻協会(TCRC)への加入
CA州でSOT登録した旅行代理業者がCA州在住者に旅行商品を販売する場合、TCRCへの加入が義務付けられます。
但し我が社のビジネスモデルの場合、販売対象は日本人&企業即ちCA州非在住者ですから、TCRCへの加入は原則不要です。
登録料は$275.00/事業所・年です。TCRCの詳細については、以下のURLを参照して下さい。
http://www.tcrcinfo.org/

Step 5: SOT申請書の提出
SOT申請書に必要書類一式を添え、以下の所在地宛に郵送します。
Seller of Travel Program
Office of the Attorney General Department of Justice
300 South Spring Street, Suite 1702, Los Angeles, CA90013-1230
受理から最長14営業日程度で申請が処理されます。

Step 6: CST番号(CA SOT number)の取得
CA州政府から交付される証明書に記載される番号です。
証明書は、事業所の目立つ場所に掲げます。
CST番号は”CST 1000000-00″の書式で、カタログ・催行概要等の印刷物・Webサイトの各所に表示します。
カタログやWebサイトのコンテンツ作成時に遵守すべきその他の必須記載事項については、以下のURLを参照して下さい。
https://oag.ca.gov/sites/all/files/agweb/pdfs/travel/jus_8808.pdf
上のURLが抽象的過ぎて意味が分からないという方には、以下のサンプルの方が分かりやすいかも知れません。
https://oag.ca.gov/sites/all/files/agweb/pdfs/travel/disclosure.pdf

以上の手順を踏んで、晴れてCST番号をWebサイトに表示できます。

消費者から見た場合、法規制が厳しい州の正規旅行会社は、規制の甘い他州の業者よりも安心して取引できる訳ですから、同種のビジネスをこれから検討される方々には、最も規制の厳しいCA州での敢えての登録は、逆にお勧めです。