米国東海岸のCATV事業者・Blue Ridge社のファイバー化報道発表を受けて

Blue Ridge Communications社は、約25万加入規模の米国ペンシルベニア州の中堅CATV事業者です。
同社は2022年3月17日、同社の8千マイルに及ぶ既設の同軸DOCSIS3.1伝送設備を、新規格であるDOCSIS4.0を経ずに、全てFTTHに改修・移行する方針を公表しました。
同社曰く、FTTHはHFCに比べ、OPeXで50%、電力消費で90%の削減が可能であるとの事。
FTTHベンダーは、Calixだそうで、ハードウェアには同社のEDGEプラットフォーム、ソフトウェアには同社のAXOS仮想ヘッドエンドとDPxプロビジョニングコネクターを使うそうです。

そうなるとは思っていたんですが、資本力のない中小事業者にはタップオフの交換迄を必要とするDOCSIS4.0への伝送路改修は負担が重く、今後もBlue RidgeのようにDOCSIS4.0を経ずにそのままFTTHに移行する事業者が増えると思われます。

ここからは私見ですが、そうなると我が社のような会社は、DOCSIS4.0向けの監視ソフトウェアを作るより、FTTH監視に集中した方が良いのでは?となりますが、私は今後、CATVに5G、ないしはWiFi-7等、FMAに使えそうな何らかの無線技術が浸透し始めると思っており、その際の基盤技術・概念の多くが、DOCSIS4.0はともかくDOCSIS3.1以降のFDM/FDMAで共通しているため、あまり拙速にFTTHによる脱DOCSIS化という流れにばかり乗らず、技術・ノウハウの社内蓄積の為にも、引き続きDOCSIS技術の追求を継続する姿勢で良い筈と思っています。
ですので、引き続きDOCSIS関係のご相談は、お気軽に当社までご連絡下さい。
ローカル5G関連のご相談も歓迎です、但し、ソフトウェア限定という事で。

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