CNGデジタルカンファレンス2021その2

米国東部標準時の4/29(Thu.)10:00~、CNGデジタルカンファレンスDay2です。

Day2では昨日同様のWelcomeメッセージ後、基調講演として先ずHeavy ReadingのCraig Leddy氏(Contributing Analyst)率いるMITチームが彼らの分析結果を発表しましたが一般的な内容で、Greenfield or brownfield等アナリストが多用する暗喩表現が多い反動か実用性に乏しく、正直言って殆ど印象に残りませんでした。
が、続く2人目であるComcastのElad Nafshi氏(SVP, Next Generation Access Network)の発表は秀逸でした。
事前に配布されたアジェンダでは演題が”Managing the COVID-19 Impact”となっていたのでもういいお腹一杯だよと少々食傷気味で正直ダレていましたが、実際の演題は”Building a (Very) Smart Access Network”と全く異なりCOVID-19の話題はとても少なく確かにvery smartで、既にここまでやっているのか凄い!と驚く内容で、目の覚める思いのプレゼンでした。

Comcastのアクセスネットワークは5千9百万HHPを総延長800,000マイルの同軸&光ファイバーだとかCOVID-19による下り・上り双方のトラフィック増大とかBAUノードスプリットとかDAAとかvCMTSとかはそんなの分かってるよという感じでかなり眠かったのですが、Atlantaのハブ局で192サービスを提供するのに従来CMTSだと20ラックを要していたのがvCMTSだと1ラックと1/20になったがこのあたりのOPEX/CAPEX削減は既に業界内では十分に議論されてきた筈だから省略、今回はこれらのデプロイと運用管理のソフトウェア・AIによる自動化例を説明すると言った後の内容が凄かったです。
具体的には設定ファイル作成から設置完了後の監視開始までを包括したデプロイメントプロセスの完全自動化で、不具合発生時のフィードバックプロセス即ちコミット・ロールバック的なチェックポイントもAIにより制御されており、それらが従来のCMTSのような専用H/Wではなく全てクラウド上で動作するとの事で、Octaveというシステム名だそうです。10年程前に私が夢見た世界が実現している!と、とても嬉しくなりました。近々機会があれば、是非見に行きたいと思います。

その後、DOCSIS4.0やWiFi6, AI&機械学習などが討論されました。
WiFi6/6Eも今後の押さえ所で、スポンサーのTechnicolorが幾つかのビデオとWhite Paperをアップしていたので討論の合間に見ました。
OTTのIPTVストリーミング技術が従来のUDP/RTPからhttpベースのABR/HLS(HTTP Live Streaming)に移っている現状等、この分野には若干疎かったので結構参考になりました。

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